VMware Workstation Pro において、Eコアしか使用されない(2023/04/30 追記あり)

ホストOSでIntel 12世代CPUを使用している環境において、Eコアだけを使用し、Pコアを使用しない事象が発生しました。バージョン16.2で事象を確認し、さらに最新版である17にアップグレードして再度検証しましたが、事象は解消しませんでした。

Eコアしか使用していないにも関わらず、なぜかホストOSのパフォーマンスも劣化(OS全体の引っ掛かりを感じる)するので、早急に改善を望みたい所です。

  • 事象確認日 : 2023/01/03
  • ホストCPU : Intel i7-12700
  • ホストOS : Windows 11 Pro 22H2
  • ゲストOS : Windows 10 Pro 21H2(ゲストOSのCPUは6コアで設定)
  • VMware Workstation Proバージョン : 16.2.5, 17.0.0

上記の画像の末尾4つが、Eコア、それ以外がPコアとなります。


(2023/04/30 追記)

タスクマネージャで「vmware-vmx.exe」の割り当てコアをPコアのみ(CPU0~15)にした所、パフォーマンスが改善されたような気がします。プロセスIDが変わるたびに再設定が必要になりますが、一旦これで回避ができるかと思っております。

Eコアの張り付きもなくなり、OS全体の引っ掛かりも改善された気がします。

VMware Workstation Pro 16.2でWindows 11のゲストOSを作成する

概要

当該ソフトには、ハードウェアの種類に「Trusted Platform Module」がリストにあるのですが、通常では選択できなかったので、選択できるようにするための手順を備忘として記載します。

環境

  • ホストOS : Windows 10 Pro 21H1
  • 仮想化ソフト : VMware Workstation 16 Pro(バージョン : 16.2.3)

操作手順

「仮想マシン設定」の「オプション」タブの「アクセス コントロール」を選択し、「暗号化」ボタンを押下します。

パスワード入力して「暗号化」ボタンを押下します。このパスワードを失念すると、ゲストOS自体の設定変更もできなくなるので注意が必要です。

これで、「アクセス コントロール」が「暗号化されています」に変更されます。

この状態であれば、「Trusted Platform Module」が選択できるようになります。

その後、VMware起動時に当該ゲストOSを選択するとパスワードの入力を求められるようになるので、その場合は、入力したパスワードを入力してください。

これで、ゲストOSにWindows 11をインストールすることができます。

Docker DesktopをインストールするとVMware Workstationのブリッジ接続が機能しなくなる

環境

  • Windows 10 Build 1909
  • Docker Desktop 2.3.0.4 (46991)
  • VMware Workstation 15.5.6

対処

Docker Desktopインストール時に追加されたネットワークデバイス「vEthernet (Default Switch)」の「VMware Bridge Protocol」の設定をOFFにすれば、Workstationのブリッジ接続が再度使用できるようになりました。

たまに勝手に戻ることがあるみたいです。条件は不明…。